トラリピとシストレ(自動売買)の違いは?裁量トレードとシステムトレード

こんにちは、ゆとりです。

FXトラリピはよく、システムトレード(シストレ、自動売買)と勘違いされがちですが、根本的に大きな違いがあります。

ここを誤解してトラリピを始めると、「システムが自動で売買してくれると思ったのに違った!」となってしまいます。

そこで今回の記事では、トラリピとシストレの違いを、それぞれを比較して整理していきましょう。

1.裁量トレードとシステムトレードの違い

それではまず、FXトラリピとシストレの違いを説明する前に、「裁量トレード」と「システムトレード」の言葉の意味をしっかり理解しましょう。

1.1 裁量トレードとは?

裁量トレードとは、一言で言うと、自分の判断で売り買いを行うトレードのことです。

例えば、チャートを使ったテクニカル分析で買いを入れたり、経済状況などに基づくファンダメンタルズ分析で売りを仕掛けたりするトレードですね。

多くの人が投資やトレードと聞いて思い浮かべるのは、この裁量トレードとなります。

これだけ聞くと、当たり前のように感じますね。

1.2 裁量トレードのメリット・デメリット

ちなみに、FXや株で「普通のフリーターが億を稼いだ」、「主婦が月収500万円を稼いでいる」などは、たいていこの裁量トレードをやられています。

つまり、高度なスキル・知識・経験を身に付ければ、トレードで大きく稼げる可能性を秘めているということですね。

しかし一方で、相場の世界では9割の人が負けて1割の人が勝つ世界と言われています。

一部の人が裁量トレードで大きな成功を収めているのに対して、残りの大多数の人が負けてしまっているのです。

その理由は、自分の力を過信したり、実力が足りなかったり、感情に左右されたり、ギャンブル感覚で一獲千金を狙ったトレードをしてしまうことにあります。

 

ここで裁量トレードのメリットとデメリットについて整理しましょう。

裁量トレードのメリット
・スキルや知識を身に付ければ勝率が上がる
・リスクを取ることで数千万、数億円を稼ぐこともできる
裁量トレードのデメリット
・正しい知識やスキルを身につけるまでに時間がかかる
・その時々の感情に左右されて勝ち続けることが難しい
・リスク管理がおろそかになると大きく負けるリスクもある

 

1.3 システムトレードとは?

そして、裁量トレードとは真逆なトレードがシステムトレード(自動売買、シストレ)です。

シストレは、予め決めた売買ルールをプログラミングして、システムに取引の全てをゆだねます。

裁量トレードは、人間が相場を見ながら自分の判断で売買をするのに対して、シストレは機械が自動で売買するので、全くことなるものと理解できるでしょう。

1.4 シストレのメリット・デメリット

シストレのメリットは、なんといっても、一度勝率の高いロジックが完成すれば、後はほったらかしでシステムが自動で稼いでくれるところにあります。

人間が裁量でトレードすれば、損失が膨らんだ時に精神的に負荷がかかったり、逆に、利益が出た時には欲が出て、更にリスクを取ってしまいがちです。

ただ、シストレでは、そのような裁量トレードを排除できるので、人間心理の部分が取引に影響を与えることはありません。

これを聞いて、「じゃあ、シストレって最強じゃん!」と考える方もいると思いますが、現実はそう甘くはありません。

実はシストレには、大きなデメリットがあります。

それは、「相場環境の急変に対応出来ない」というところです。

そもそも、相場環境は常に変化していますので、今は有効な手法が、今後も有効であり続けるとは限りません。

昔は勝てていた手法も、今は逆に負け続ける、というケースも多々あります。

そんな時、他の誰かが作ったよく分からないロジックのシストレに、大切な資産を預けるというのはリスクが高いのです。

 

ここでシステムトレード(シストレ、自動売買)のメリット・デメリットについて整理しましょう。

シストレのメリット
・人間の感情の影響を排除できる
・システムが自動で売買してくれるので時間を節約できる
・勝率が高いロジックが搭載されていれば、利益を上げ続けられる
シストレのデメリット
・相場環境の急変に対応出来ない
・過去有効なロジックであったとしても、今後も稼げるかは不透明
・ロジックの中身がよく分からないと、リスクが把握できない

 

トラリピとシストレの違いは?

ではここからは今回のメインテーマですが、トラリピはよく、システムトレード(シストレ、自動売買)と誤解されます。

しかし、トラリピはシストレとは全く異なるものです。

 

トラリピは、今後、為替のレートが○○~○○のレンジで動きそうだと予想して、その中にリピートイフダン注文を設置します。

そして、値幅をどうするか、何本のリピートイフダンを仕掛けるか、1本あたりの通貨数量はどうするか、1回の決済でどれくらいの利益幅を取るか、などを自分で決める必要があるのです。

トラリピの設定手順
1.どの値幅(どのようなレンジを予想するか)
2.何本のリピートイフダンを仕掛けるか
3.1本あたりの通貨数量
4.1回の決済でどれくらいの利益幅を取るか

 

トラリピってそもそもよく分からない!っていう人は、以下の記事も参考にして下さい。

 

つまり、シストレは、既に出来上がったロジックに全てをゆだねるのに対して、トラリピは、自分の裁量でロジックを決めた後に、システムを走らせるのです。

これは非常に大きなメリットがあります。

あらゆる相場環境に対応できる万能なシストレはこの世には存在しません。なので、もし勝てなくなったら、別のロジックに変えるか、ロジックの中身を調整する必要があります。

ただ、それを行うには、プログラミングスキルなど高度な知識が必要です。

一方、トラリピであれば、自分の裁量で条件を決めます。つまり、もし、勝利が悪くなったら、条件を見直すことによって、臨機応変に相場に対応していくことができるのです。

なので、裁量トレードとシステムトレードの中間のトレード手法と言えるのではないでしょうか。

トラリピとシストレの違い
・シストレは既にあるロジックのシステムを使うのに対して、トラリピは裁量で条件を設定する
・ロジックが通用しない場合、シストレは別のソフトに変えるか中身を変更する必要があるが、トラリピは自分で条件を設定するので容易に対応できる

 

ちなみに、トラリピにもメリットだけではなく、デメリットもありますので、その点についてはしっかりと押さえておく必要がありますね。

トラリピのメリット
・一度条件を設定すれば、後は自動で売買できる
・相場環境に合わせて、自分で条件を変更できる
・自動売買なので感情に左右されるリスクが少ない
トラリピのデメリット
・条件の設定に知識や経験が必要
・損失リスクがある(※トレード全てに当てはまる)

 

トラリピの勝率を飛躍的に高める「ハーフ&ハーフ」の戦略については以下の記事もご参考下さい。

まとめ

既に出来上がったロジックに任せるシストレと比べて、トラリピは自分で条件を設定し、自動売買を行うので、より柔軟に相場環境に対応することができます。

ただその一方で、経験や知識が求められることはあるでしょう。

しかし、裁量トレードと比べて、感情を排除できるなど大きなメリットもあるので、是非、自分だけの最適な運用を方法を確立していきましょう。

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